FIREを目指すITエンジニア

湖国に住むITエンジニアが思った事を日記にまとめます。

人生を豊かにするためにしてはいけないこと

「DIE WITH ZERO」から学んだ私が思う「人生を豊かにするためにしてはいけないこと」をまとめます。

無益な事に無駄に時間を浪費すること

「DIE WITH ZERO」では、「人生で一番大切なことは、思い出をつくること」、「今しかできないことに投資する」と、うたっており、確かにその通りであるとほとんどの人が共感するのではないでしょうか。私は、1億くらいのお金が手に入れば、年利5%で、うまくまわれば、年間に400万くらいの不労所得は得られますので、すぐに仕事は辞めないにしても、週5勤務を週3などに減らし、通勤もより近い勤務地に変えると思います。そして、余った時間を趣味や自己啓発の時間に費やし、不労所得を増やすか、自分の市場価値をより高めるようにすると思います。

駄目な例のサンプル

www.shigasakun.com

ここでも紹介しましたが、ネトゲやネットのコミュニティが際たる例です。2023年の年間表彰の2位と3位の人の回答数は凄まじいですが、現在、どうなっているかをチェックします。

2位の人

okwave.jp

2025年6月8日 18:50時点で、回答数は、衝撃の「55、570」です。(笑)以前に計測した時は、2024年9月7日 8:30時点で、「53、154」でしたので、あれから、

55、157 ー 53、154 = 2、416

増えた事になります。思ったよりは、増えてないのは、ポイント廃止により、コミュニティの過疎化が進んでしまった事が原因だと思われます。

3位の人

okwave.jp

2025年6月8日 18:50時点で、回答数は、衝撃の「90、72」です。(笑)以前に計測した時は、2024年9月7日 8:30時点で、「80、168」でしたので、あれから、

90、725 ー 80、168 = 10、557

増えた事になります。(笑)1年も経たずに1万件回答って(爆笑)寝ている時以外は、ずっと質問の回答でもしてるんでしょうか。。。余計なお節介である事は、重々、承知のうえですが、これって、この人の人生が心配になるレベルです。

どれだけ人生を無駄にしているのかを定量的に計算

2024年9月7日から本日の2025年6月8日までは、274日が経過した事になります。この経過日数と、この方々の回答数から、費やした時間の金額価値を割り出します。

コミュニティにかけている時間の算出

2位の人

2、416回答(増えた回答数) ➗ 274日(前回計測からの経過日数) = 約8.8件 ※小数点第二位以下は四捨五入

3位の人

10、557回答(増えた回答数) ➗ 274日(前回計測からの経過日数) = 約38.5件 ※小数点第二位以下は四捨五入

1ヶ月あたりの時間で算出

2位の人の1日あたりの平均回答数が8.8件ですので、これに30をかけて、所要時間も一緒に求めます。

8.8回答(1日平均の回答数) ✖️ 30日(1ヶ月の日数) = 264回答

自分が答えられる質問をコミュニティ内で、探したり、Google検索などで調べている時間を考慮すると、1回答あたりの所要時間は5分と算出し、

264回答(1ヶ月の回答数) ✖️ 5分(1回答にかかる所要時間) = 1、320分

となり、時間に直すと、22時間となります。これと同様に3位の人も同様に計算します。

38.5回答(1日平均の回答数) ✖️ 30日(1ヶ月の日数) = 1,155回答

となり、

1、155回答(1ヶ月の回答数) ✖️ 5分(1回答にかかる所要時間) = 5、775分

で、時間に直すと、96時間になります。

金額で考えた場合の価値を考える

コミュニティにかけている時間は、それぞれで、22時間と96時間となりました。これを金額価値で算出して考察します。2025年6月8日現在で、東京都の最低時給が、1、163円らしいので、1時間の価値を1、200円として計算します。

1ヶ月あたりの想定時給の算出

2位の人

22時間(1ヶ月のコミュニティにかけた時間) ✖️ 1、200円(時給ベース) = 26、400円

3位の人

96時間(1ヶ月のコミュニティにかけた時間) ✖️ 1、200円(時給ベース) = 115、200円

と、なりました。

ポイント付与分を考慮する

このQ&Aコミュニティのシステムでは、Amazonギフト券に交換出来るポイントがもらえ、月刊表彰なるものがあります。実際に得ている分は間引いて計算します。

project.okwave.jp

カテゴリーマスタなどに選ばれると、Amazonギフト券に交換出来るポイントをおおよそ1、000ポイント付与されます。交換レートはAmazonギフト券の1円につき、0.9ポイントくらいなので、これでポイント分を割り引きます。

2位の人のおおよその1ヶ月あたりのポイント獲得数

カテゴリーマスタで、2、000〜3、000ポイントコンスタントにもらっていますが、報酬付き(ベストアンサー選択でポイントがもらえる質問)の回答はそれほど多くないと思いますので、1ヶ月あたりのポイント獲得数は、多く見積もって4、000ポイントとします。

3位の人のおおよその1ヶ月あたりのポイント獲得数

この人もコンスタントに月刊表彰で、3、000ポイントを得ており、報酬付き質問をメインに答えていて、かつ、回答数も多いので、6、000ポイントとします。

コミュニティにかけた時間を金額価値を算出

実際に報酬で得たポイントを割り引いて算出します。

2位の人

26、400円 ー (4,000 ✖️ 0.9) = 22、800円

3位の人

115、200円 ー (6,000 ✖️ 0.9) = 109、800円

上記の通りとなりました。よって、コミュニティにかけていた時間を時給1、200円のアルバイトをしていたと仮定すると、2位の人は、22、800円、3位の人は、109、800円の金額を得ていたという事になりますが、当然ながら、そんな金額は得ていません。得ているのは、Amazonギフト券に交換出来るポイントだけで、当然ながら、貴重な経験や体験も得れませんし、基本的にはGoogle検索で答えられるような質問を日々、Google検索代行してあげて答えてあげているルーチンワークを日々、繰り返しているにすぎません。

 

1ヶ月単位で見た場合は、↑の通りの金額ですが、2位、3位の人は既に何年も継続しています。今しかできないことなのか?自分の人生において大切なことなのか?っと考えると、金額以上に失った物は多いように思えます。

なぜ、駄目なのか?

Q&Aサイトそのものが駄目というのではなく、「人生で一番大切なことは、思い出をつくること」、「今しかできないことに投資する」と考えた場合、そこに多大な時間を費やすべきでないと考えてます。

Q&Aサイトに時間を費やす事の限界とリスク

1.経験としての厚みが乏しい

実体験と比べると、オンラインでのやり取りは、どうしても、抽象的、断片的になりやすいです。そもそも一問一答で、簡単に答えられるような質問なのであれば、自分で調べるか、AIの方が適していますし、人と会う、誰かと何かをする、旅行に行って初めての体験をしたなどのリアルな体験の方が人生の財産、糧にもなると思います。

 

2.自身の承認欲求は満たせるが、ただ、それだけであり、人間関係も希薄

ベストアンサー率が高くなっていったり、ベストアンサー数が積み重ねていくことで、承認欲求は満たせるのかもしれませんが、ただ、それだけであり、サービスが終了した場合、記録は全て消滅します。そして、人間関係も希薄であり、深い関係にはなりえないです。

 

3.時間コストの割にリターンが少なすぎる

名前も顔も知らない第三者への回答に何十時間も時間を費やすよりも、自分の人生のために行動し、血肉となる経験を得る方が長期的には意味があると考えるのがほとんどの方の考えなのではないでしょうか。

 

4.コミュニティに踊らされている

オンラインゲームでもそうですが、月刊表彰やポイントなどで、明日も頑張って回答しよう!っと思うのかもしれませんが、時給ベースで考えた時に、

2位の人

(4、000 * 0.9)(1ヶ月で得られる想定ポイント数を交換レートで換算) ➗ 22時間(1ヶ月あたりの所要時間) = 164円

 

3位の人

(6、000 * 0.9)(1ヶ月で得られる想定ポイント数を交換レートで換算) ➗ 96時間(1ヶ月あたりの所要時間) = 56円

となりますので、時給ベースで考えると、内職した方がはるかにマシというレベルです。コミュニティー運営者からすると、時給二百円以下で、コミュニティで5万、9万も回答してくれる回答者は、本当に都合の良い労働力です。そして、5桁を超える回答者は、本当に自分の価値についていったん、考えた方がいいと思います。

Q&Aサイトは全く無意味か?

そうではないと思います。短時間で以下の利用なら価値はあると思います。

1.ITリテラシーが低い人の思考や説明方法を学ぶ

プリンタや機器の問い合わせは、よく問い合わせまでできたなってくらいのレベルの人が多いですが、そのITリテラシーが低い人の思考を知ることや、どのように説明すればわかってもらいやすいかを知る事は、自分の幅が広がるので、プラスになり得ます。

 

2.知識の定着や自己確認

他者に説明する時は、自分が100%理解しているのは当然ですが、前述のようにITリテラシーが低い方に説明する時は、120、150%理解していないと、相手に納得してもらえないケースが多々あります。そういう意味でも、自身の理解度や説明能力を図るのには、適しているとは言えると思います。

人生を豊かにするために

  1. 旅行などで思い出を作る、もしくは、初めての事を体験する。
  2. 家族や親しい人を共に時間を過ごす
  3. 健康や体力の維持・向上
  4. 読書や資格取得などの自己啓発に務める

流石に私自身も目の前で困っている人がいれば、それが例え知らない人だったとしても、声をかけて手助けしようとは考えますが、ネットの誰かも分からない人に自分の人生の貴重な時間を割くのは馬鹿げています。経験や体験が全てでないとも思いますが、自分の親が生きているうちにしか親孝行はできませんし、親しい人と過ごす時間も限られていると思います。束の間の息抜きとしてする分には全然、良いとは思いますが、本当に今しかできないことなのか?今の自分にとって大切なことなのか?は今一度、考えたうえで、行動することを強くお勧めします。

 

2位の人は、5万回答しているにも関わらず、↓のようなレベルです。

okwave.jp

質問者のニーズとしては、

  1. 小諸駅から日帰りでトレッキングしたい。
  2. 登山は初心者である。
  3. 登山初心者であるからして、道具は無く、スニーカーで行けるところを希望

質問したのは、6月と夏ではありますが、2位の人は恐ろしいことに、標高が2、404Mの黒斑山を初心者向けとして紹介しています。登山した事がある人からすれば、初心者に1、000Mはおろか、2、000Mの高山なんて、3秒で無理とわかるレベルです。夏とはいえども、標高が2、000M超えは、頂上付近は寒いし、空気も薄いです。雪が残っている可能性もあるので、登山靴はおろか、アイゼンやチェーンスパイクも無いと、滑って大怪我します。よって、2、000M超えを初心者として勧める事は、無知だけで済むレベルの話ではなく、遭難や大怪我に繋がります。

www.yamakei-online.com

「黒斑山 登山 初心者」とGoogle検索すると、2位の人が案内している↑のページにたどり着きますが、黒斑山を「初心者でも大迫力を楽しめる」と書かれています。登山経験者なら3秒で嘘松乙!ってレベルですが、ネットの記事を鵜呑みにする事は危険です。ネットで情報を補完する程度であれば良いですが、情報が正しいか否かを判断出来る程度の知識も無いのであれば、ベストアンサー欲しさに無理して回答すべきではありません。

chatgptにIQを分析させてみた1

以下となりました。

90〜105(平均〜やや下)

  • 一般的なインターネット検索能力は備えている。
  • ただし、情報を「文脈に照らして再構成する力」や「自分の頭で考える力」がやや弱く、慎重さや現実感にも欠ける。
  • 特に、リスク管理的な発想や、「初学者の立場になって考える」視点が欠落している点は、認知的共感力や抽象的推論力の弱さを示唆します。

3位の人も同様に低レベル

okwave.jp

2025年6月7日の最近の質問ではありますが、質問者は中学生です。中学生で初めての修学旅行という事を考えた場合、リアルなエピソードを期待していると思いますが、3位の人は回答はずれずれですね。(笑)

 

まず、記憶にないっていうのは論外ですし、どこそこ行ったけど、よく覚えてないよ!っと、いうのも論外、高いところに登ったから、ポテチの袋がぱんぱんになったよ!って言ってますが、質問者としては、そのような回答は望んでないのは、明白です。実際にベストアンサーに選ばれたのは、最近、修学旅行に行った同世代と思われる子の回答ですが、リアルな体験の回答をしています。

 

ここでもそうですが、求められるのはリアルな体験なんですね。「恥を知れ!恥を!」っと言いたいところではありますが、回答することだけが目的となっているのであれば、仕方ないのかな。回答する人にとっては、9万した回答のうちの1つにすぎないのかもしれませんが、質問する人にとっては、一生に一度です。最近、修学旅行に行った中学生か高校生くらいの子にベストアンサーを取られるのは、本当に考えた方が良いと思います。画面の向こうには感情を持った人間が居るという事を考えれば、もっとまともな回答が出来たはずです。

chatgptにIQを分析させてみた2

IQ 95〜105(やや平均寄り)

  • 大きな知的障害や極端な無理解はないが、応答の質と文脈処理能力が平均レベル。
  • 「共感的想像力」「状況の重みを読む力」が低いため、IQテストでは「常識的判断」「社会的推論」などでつまずく可能性。
対照的な良回答例(もし回答者が高いEQ・IQを持っていれば)

中3の修学旅行、懐かしいですね!私は京都・奈良に行きました。
清水寺で友達とおみくじを引いたら、全員「凶」だったのが今でも語り草です(笑)
ホテルで夜に枕投げしたのが先生にバレて、翌朝反省文を書かされたのもいい思い出です。
思いっきり楽しんできてくださいね!

こうした回答には、

文脈理解

記憶の抽出

他者視点

体験共有力

があり、明らかに言語的知性・社会的知性・記憶力が発揮されています。

まとめ

  1. Q&Aサイトは暇つぶしや知的遊戯としてはアリ。ただし、人生の中心に据えるには価値が希薄すぎる。
  2. 本当に意味あるのは、「経験に時間とお金を投じる」こと。
  3. 人間関係も、深いものはやはりリアルな接点からしか生まれない。
  4. 回答を趣味とする場合、受動的である。誰かが質問しない事には回答は出来ない。質問をメインとする場合においても、自分で調べられるようにならないと、この情報化社会ではいずれは、淘汰されるので、自力で調べるくせを付けた方が良い。