FIREを目指すITエンジニア

湖国に住むITエンジニアが思った事を日記にまとめます。

最近のSESについて思うこと

www.shigasakun.com

私自身もSES企業からキャリアをスタートした身としては、中途未経験がIT業界に参入するにはSES企業はお勧めではありますが、SESの人材を扱う身となった現在の思いを語ります。

最近のSES企業は割と恵まれている

私自身は、以下ページのエージェントグローさんの関係者ではありませんが、従業員数が多いので、SES企業さんの中では、おそらくは、優良企業なんだろうと思います。

www.agent-grow.com

特筆すべき点

  1. 案件選択制度
  2. 案件数豊富
  3. リモート案件も多い
  4. 年間休日多め
  5. 年間有給消化率99%
  6. 産休・育休の取得率100%
  7. 資格取得支援制度
  8. 優良図書購読制度

最近は、案件選択制度を採用しているSES企業が多いですね。私自身は、関係者ではないので、本当かどうかは分かりませんが、本当なら素晴らしいとは思います。

ただし、良いところも悪いところもある

案件選択制度により、「PHPしかやりたくない」、「Javaしかやりたくない」というのも、選択は出来、それも分からなくはないです。ただし、私はエンジニアとしては、色々な言語を扱えた方が長期的なキャリアで考えた時に良いと考えています。誰しも得意な言語は1つあって、さらに扱える言語が複数あると、仕事の幅は広がるし、他の言語の特性を理解しておく事も、得意な言語の糧にはなると思います。

しんどくなったら、すぐ別の現場に行ける?

私自身は、案件選択制度のSES企業で働いた事は無いので、分かりませんが、案件が炎上したなどで、参画中のプロジェクトが大変な事になった場合は、参画しているメンバーは当然ながら、精神的にも、肉体的にも、きつくなります。

 

ただし、炎上したからといって、すぐに別の現場に行くようでは、逃げ癖が付くし、残されたメンバーの事を考えると、自分としては、やるせない気持ちになります。また、精神的に強くなる機会も逸してしまうので、これも長期的な視点で見た場合、あまり良くないとは考えてます。誰しも、それなりの年齢になれば、責任あるポジションに就くのだとは、思いますが、責任あるポジションはしんどいので、精神的な強さも求められます。「若いうちに苦労しておけ!」とは、よく言ったもので、歳取ってから初めて苦労すると、苦労が尋常なくらいにしんどい気がします。

最近のSES人材について思うこと

  1. 売手市場なのかプログラム書ければ、そこそこ単価は高め
  2. ただし、設計が出来るような人材は少ない
  3. ヒューマンスキル低め、口の聞き方など気になるところが多々有り
  4. 仕事の進め方もいまいち、不明点はまとめてではなく、もぐら叩きスタイル

私自身が今、30歳丁度くらいのSES人材を指示していますが、最近、契約終了した同じ歳くらいの人材も同じような感じでした。SES企業としては、技術的な研修はするけれども、ビジネスマナーとか、そういうった類の研修はされないんでしょうか。。。

 

SES企業からすると、私はいわば、お客さんになるわけですが、SES人材のエンジニアからは、酷い態度で接せられる事もあり、口の聞き方として、「あれはないわ~」みたいな事も日常的にあります。私は、基本的には、他人に興味が無く、自社の社員でもない子に教育はしようとは思わないので、そのような事で、目くじらは立てないのですが、SESエンジニアの子はずっと、そんな感じであれば、少しかわいそうな気もします。

やっぱり請負や自社サービスか?

若い頃にキャリアを積むのはSESでも全然有りですが、やはり30代頃にはシステム開発の請負企業や自社サービスを展開している企業で働くのが良いような気がします。SESに比べると、責任はより重くなるので、精神的なしんどさは、SES企業の比ではないですが、マネージメント能力、設計力や人間力を高めるためには、SES企業では少し限界があるのかなっと感じました。