私自身は、IT業界に勤めて約20年ではありますが、就職氷河期世代という事もあり、IT業界に従事するまでは、面接で30社近く落ちました。今は割とIT業界へのジョブチェンジが中途未経験においても、しやすくなったとは思いますが、採用にも携わってきた中での経験とプログラミングスクールについて語ろうと思います。
プログラミングスクールと転職について
プログラミングスクールとは
まず、分からない人向けに「プログラミングスクールとは」からとなりますが、読んで字のごとくプログラミングを教える学校になります。コロナ禍で、リモートワークが増えた際には、「テックキャンプ」というプログラミングスクールが流行りました。その会社の社長さんである「まこなり社長」はYouTuberですが、全盛期の再生数は凄かったですね。私も見てましたが、内容そのものは面白かったです。
今でも再生数は10万以上は超えてるので、人気としては、根強いですね。ルックス良いし、聡明である顔立ちが人気を博しているんだと思います。これは素直に羨ましい。(笑)
徐々に下火に
コロナ禍が全盛期でしたが、プログラミングスクールは徐々に下火になっていた印象です。盛り下がったというよりは、全盛期が異常な状況だったと感じています。
そもそも未経験が短期間でプロになれるほど甘くはない
情報系の専門学校で2年、大学で4年学びますが、今まで、その仕事で輝けなかった人が3ヶ月や半年で、IT技術を習得する事そのものに無理があります。(天才は除く)
↑のページのプロゲートというプログラミング学習サイトで、問題を解けるようになったからといって「出来る!!!」と思い込んだ人を何人か見てきましたが、いざ実務をさせてみると、全く出来ないという人が殆どで、そういう人は挫折して辞めていきます。短期間のプログラミングスクールだけでプロになれるなら、それよりも高額な授業料を払う専門学校や大学は当然ながら要らなくなります。
プログラミングスクール卒は転職の妨げになる可能性もあり
面接をする際に、「プログラミングスクールを卒業しました!」という人は、一定数居ますが、現役のエンジニアからすると、プログラミングスクールに対して良い印象は持っていない為、それが逆に転職を妨げる要因になる可能性があります。↓が理由に挙げられるとも思います。
教えてもらおうというスタンスなのかと考えてしまう
「何としても技術を習得してやる!」ではなく、何となく受け身の人なのかなという印象を与えてしまいます。
自走出来なさそう
プログラミングスクールとしては、長く受講してもらいたいのと、途中で挫折させられたら返金などで困るので、市販の400ページのテキストをうす~く伸ばしたようなカリキュラムを組んで、簡単な問題ばかりをやらせてる印象です。自身で調べて解決出来るような能力がある方がプログラミングスクールを受講するとは到底思えませんが、自走出来るようになったら困るので、調べ方を教えたり、自走出来るように促すようなプログラミングスクールはあまりないんじゃないでしょうか。
受け身なスタンスとも関連しますが、実務の場合、自身で調べて作業を進める事が殆どになりますが、そうなるまでにかなりの時間を要するような人材(自走出来ない)だと、認識された場合、採用側としては、採用を躊躇します。
良いと思われるプログラミングスクール
私は、今からお勧めするプログラミングスクールのまわしものではないですが、Xをしていて、RUNTEQを受講されている方が多いのと、実際にIT業界に就かれている方が多い印象を受けました。スクールの内容そのものは分かりませんが、教育訓練給付制度を使えば、受講料が110,000円(税込)ということもあり、コスパは良いのではないでしょうか。
ただし、私がお勧めからするといって盲目的になるのではなく、無料カウンセリングを受けたり、口コミも参考のうえで、受講するか否かを決められると良いと思います。大多数が良いと言ってたとしても、相性というのもあるので、そこは考慮すべきです。
まとめ
「楽を求めて勤勉に行き着く」とありますが、IT業界に限らずに、専門職はどこでもそうだと思います。入社がゴールではなく、入ってからがスタートで、そこから、ず~っと自己啓発的に学習もしていく必要があります。私自身も、資格は、10近くは取得したと思います。さらにまだまだ、英語も学習したいし、学びたい事は沢山あります。それが苦にならないならIT業界は成果や能力の分だけ待遇は上がりますし、貪欲な方ほど向いてるのではないでしょうか。