FIREを目指すITエンジニア

湖国に住むITエンジニアが思った事を日記にまとめます。

フリーランスブームに昔のフリーターブームが重なる

フリーランスブームに昔のフリーターブームが重なる

コロナ禍の時にリモートワークを主流とする企業が増えた一方でIT業界ではテックキャンプなどのプログラミングスクールが台頭し、フリーランスブームが到来しました。なぜ、フリーランスを目指すのかが私には理解不能ですが、昔のフリーターブームが重なりましたので、これを記事にまとめてみました。

なぜ、フリーランスを目指すのか?

Xなどで見ている限りではフリーランスを目指す人の大半が以下のように考えているように見受けられました。何かフリーランスがキラキラしているイメージなんでしょうか・・・

  1. 楽して稼げそう
  2. 社会保険などが引かれないため、手取りが増える
  3. 好きな時に休める
  4. リモートワークが多く働く場所は関係無い
  5. 自分のペースで働ける
  6. フリーランスがステータスと思っている

主にこんな感じだと思います。情報商材やITのプログラミングスクールで「3ヶ月でフリーランスになれる!」っと謳ってるスクールもありますが、フリーターと変わらないと思いますので、名乗れるなら、その時からフリーランスだと思います。

フリーランス

本当にフリーランスが良いのか?メリット・デメリット

メリット
  1. マネーリテラシーが高ければ正社員よりも節税効果高く手取りが増える可能性がある
  2. 能力に応じて収入が高額になりやすい。能力と収入が連動する
  3. 会社に縛られないので、人間関係のストレスが少ない

IT業界でフリーランスというとSES企業を経由してIT企業に派遣のような形で就業することが多いですが、能力が高ければ請負でやる方が収入は高くはなります。ただし、仕事を継続的に受注するための営業力や信頼が必要で、なおかつ実務など総合的な能力や法知識も兼ね備えている必要があります。

デメリット
  1. 会社員と比べて収入が不安定となる可能性
  2. ローン通りにくい
  3. 会社から教育されないので、スキルアップしづらい。自己研鑽が必要
  4. 同僚がいない
  5. 何があっても自己責任なので、自身で対処しなければならない
  6. 思っているほど休めない
  7. 社会保障が弱いので、自身で将来に向けた対策や突然の怪我などの不足の事態を想定をして対策しておく必要がある

フリーランスなので、クライアント都合により突然、契約終了となることも可能性としてはありますが、対会社となると泣き寝入りするしかありません。自己研鑽出来る人でないと、契約を継続することも難しいでしょうし、孤独だと思います。

昔のフリーターブームはどうだったか

私自身が氷河期世代だったので、実際になかなかIT企業に就職出来ずにフリーター経験も長かったですが、求人誌などでは「会社に縛られない自由な働き方」などポジティブなイメージでフリーターのことを書かれていました。ただし、実際には

  1. 非正規雇用の固定化
  2. 社会保障の弱さ
  3. 年齢を重ねると選択肢が激減

を高齢になって気づくのです。気づいた時には時すでに遅しで取り返しがつきません。

今のフリーランスブームとフリーターブームは何が違うか

フリーター フリーランス
非正規労働 個人事業主
低賃金中心 高単価も可能
スキル不要も多い 専門スキル前提
選択というより妥協 能動的選択が多い

IT業界では売手市場なので、スキルがあるフリーランスの場合は、長期契約の可能性も高くリモートワークが主な働き方となることも珍しくはありません。ただし、前述したようにあくまでもスキルがある事が大前提となります。

フリーターブームとフリーランスブームが重なる部分

一見、フリーターとフリーランスは違うように見えても重なる部分があります。

メディアやSNSなどでは美化して拡散される
  • 月100万
  • 会社員より稼げる
  • 時間に縛られない

なぜか失敗例は語られず成功例だけが拡散されるので、キラキラした部分だけフォーカスされて情報弱者やドリーマーがこぞって群がる。

リスクが個人に集中
  • 病気=収入ゼロ
  • 不況=契約終了
  • 年金・保険は自己責任

フリーターと同様に、 社会的セーフティネットが弱いという構造は変わっていない。

ブーム後に格差が広がる

生き残る人は、高スキルで営業力あり、かつ自己管理能力が高い

消える人は、低スキルで単価が上がらず、40代以降で切られ、景気後退で契約消滅。再就職しようにも困難。

まとめ

フリーランスはフリーターのような「自由」ではなく「自己経営」だと考えています。

  • 会社に守られない
  • しかし会社にも縛られない
  • 高スキルであれば収入は青天井だが保証はない

となるように現代版フリーターではないですが、スキルがあり、一人で確定申告などの経理処理や契約を切られないための高スキル、そしてトラブルがあった時も考慮し、法知識も兼ね備えておかないと、フリーランスで生きてくのにはしんどいと思います。

今後、どうなるか?

IT業界だと、以下の通りになる気がしています。

  • AIで単純案件は減る
  • 高スキル者はより稼げる
  • 中間層が圧迫される
  • 擬似フリーランス(実質派遣)が増える

つまり二極化が進むと思われますが、元々の能力が高く休日も自己研鑽したり、営業的な活動をしているような人でないと、生き残っていくのは難しい気がします。当然ながら、能力が高く信頼を得ていれば長期的な契約も得られますが、契約している企業がずっと状態が良いとは限らないため、何かあった際の保険も考えておく必要があります。