FIREを目指すITエンジニア

湖国に住むITエンジニアが思った事を日記にまとめます。

保険入ってますか?

皆さんは保険に加入していますか?

私自身も保険には加入はしていますが、月々の支払いは、5千円くらいです。人それぞれの考え方が有り、何が正解と言うわけでもないですが、私が証券外務員の取得やFPの学習及び「お金の大学」を見て感じた事をお伝えします。

保険は必要か?

保険って言うと、幅広いですが、保険は「滅多に起きない事」に対して備えるものです。その「滅多に起きない事」が起きてしまって生活が出来なくなるのであれば、発生率にもよるとは思いますが、加入した方が良いと思います。

自動車保険は必要

自動車保険」は当然ながら、自動車の所持者がほぼ全員加入していると思います。誤って人を轢いてしまったって考えると、恐ろしいですよね。加えて自分に非が無い場合でも事故に巻き込まれる事はあります。お互い動いてる以上は、過失割合で15:85でも、事故の相手が高級車だった場合、自分の方が払う額が多くなる事もあるとは思います。よって、自動車保険は必要とは思います。

逆に要らない保険は?

私が考えるのは「がん保険」です。もちろん、がん治療で入っておいた方が良かったって人も少なからずは、いるとは思います。ただ、前述のように保険は、「滅多に起きない事」に対して備える物であり、言い換えれば不幸の宝くじとも言えます。

数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う

と言います。私の経験談からこう言う保険屋は要注意です。

  1. 「2人に1人はがんになる」
  2. 「何も無いうちに保険に加入しておいた方が良い」

まず、1番目は、間違ってはないですが、正しくもないです。正確には「一生涯で2人に1人はがんになる」です。80歳を超えると、がんの罹患リスクも高くなるので、長く生きていれば、がんに罹患する事はあります。

 

次に2番目ですが、これって聞いていて普通におかしいですよね。何もなければ、払い損で終わるのだから保険に加入する必要性は無いと言えます。全くの健康に不安を感じるようになったとか、ライフイベントの変化等や年齢を考えて保険に加入した方が良いです。

大抵の事は公的医療保険社会保険)でどうにかなる

私自身も有名な保険会社やFPから保険の相談をしましたが、殆どの場合、公的医療保険がある事を積極的に言わないです。まず、これがある事を前提に民間保険を考えないと、正しい保険を選択する事は出来ないような気がします。公的医療保険で受けられる制度や手当は以下があります。

 

・高額療養費制度

 →年収によって上限額は決まりますが、「医療機関や薬局の窓口で支払ったが一月で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度」となります。年収にもよりますが、大抵の場合、10万以下でおさまるような気がします。私は、アレルギー性鼻炎と花粉症が酷く「後鼻神経切断術」と「鼻中隔湾曲症」の手術を受けましたが、手出しの費用は10万程度で済みました。本来であれば、30万くらいの手術だと思いますが、この制度を使う事で医療費を安く抑える事が出来ます。適用条件などは厚労省のHPなどで確認してみてください。

 

傷病手当金

 →以下の全ての条件に該当した時に支給されます。

  1. 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
  2. 仕事に就くことができないこと
  3. 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
  4. 休業した期間について給与の支払いがないこと

間違えないでいただきたいのは全ての条件に該当した時です。どれか一つではないので、注意です。支給期間は、最長で1年6ケ月です。支払われる1日あたりの額は以下です。

支給開始日以前の継続した継続した12ヶ月間の各月の標準月額の平均額 ➗ 30日 ✖️ 3分の2

(例)

継続した12ヶ月間の各月の標準月額の平均額が30万円の場合

¥300,000 ➗ 30日 ✖️ 2/3 = ¥6,667

月額ですと、約200,000となるので、ちょうど2/3くらいですね。

保険に入るなら公的医療保険で賄えない部分をカバーする保険に入る

上述のように社会保険は最強保険なので、殆どの事はこれで賄えると思います。わざわざ、民間保険に入って、払い損になるような事はしない方が良いと私は考えます。ただし、公的医療保険で賄えない部分もありますので、その部分の保険を入るのは良いとは思います。私の場合は、以下の保険に入ってます。

・収入保証

 →私が死亡または、高度障害になった時に、遺族年金が受け取れる保険です。若ければ若いほど受け取れる額が高く、私は今、43ですが、今、不幸があった場合、遺族に2,500万分の遺族年金が受け取れます。一括だと、少し安くなってしまいますが、毎月8万円受け取れることになります。歳を取る毎に受け取れる額は年々、96万円安くなりますが、60歳くらいで、それなりに貯蓄が貯まってるはずなので、そのくらいの時期には解約する予定です。毎月の支払い額は約3,000円です。

 

・終身医療保険

 →入院、手術、退院時に保険金が支払われる保険です。毎月の支払額は2,500円です。がん特約などは付けておりません。

まとめ

私と妻は積立NISAとiDecoをしています。毎月、世帯で10万円分くらいは積み立てているので、1年で120万円くらいは積み立てていることになります。投資なので、リスクはありますが、過去の実績と長い目で見れば、増える可能性は高いとは思います。貯蓄や手持ちのお金で何とかなるのであれば、保険は不要と思っています。殆どの方は払い損で終わっているのではないでしょうか?

 

がんの罹患率でいうと、

20-30代は、男性:1.2% 女性:2.3%

40代は、男性:2.8% 女性:6.3%

50代は、男性:7.7% 女性:12.5%

と、60代以降になると、かなり確率は上がりますが、当然ながら、この年代までは2人に1人ではありません。加えて罹患する人も喫煙者だったり、生活習慣が影響している可能性が高いので、食生活や運動習慣がある人だと、もっと確率は下がるはずです。

 

保険に入ってるだけで安心と思っている方は、要注意です。何があった時に保険金が支払われるのかを理解していないと、本当に払い損で終わってしまう可能性が高いです。上で「不幸の宝くじ」と書かせていただきましたが、「滅多に起きない事」のなかでも、起きる可能性が高い事、もしくは、起きてしまったら、残された家族が困窮してしまうという事を考えた方が良いです。

 

ある医療保険で長期入院を3年分保障するような保険がありましたが、そもそも、こんなに長く長期入院するような事はほぼありえないと思います。私は、鼻の手術で一日だけは入院しましたが、不慮の事故等で入院した事は1日もありません。なので、長期入院する可能性は低いですし、そもそも、病院もボランティアではないので、長期入院はしにくいです。(ここら辺は病院の点数が関係してきますので、調べてみてください。)長くはなりましたが、お金の大学も参考になりますので、気になった方は書籍を読まれる事も強くお勧めします。