孤狼の血
YOUTUBEのショート動画で最近、良く流れてたので、気になって観てみました。観た感想としては、時代背景がとても良く再現されているようで、とても面白かったです。
概要
昭和末期(昭和63年)の広島県のヤクザ同士の抗争を題材にした物語です。呉原東署に所属する捜査の為には、違法行為もするベテラン刑事と広島県警本部から内偵のために所轄に配属された広島大学卒のエリート刑事がコンビを組みヤクザの抗争を押さえ込むために奮闘します。
役者さん
役所広司
捜査の為にはヤクザから賄賂をもらったり、違法行為もするベテラン刑事です。いわゆる不良刑事です。髭を生やしたワイルドな役所さんがかなりハマっています。主演ではありますが、最終的にはヤクザに亡き者とされてしまいます。
松坂桃李
正義感が強い広島大学卒業のエリート刑事。最初は役所さんの違法な捜査方法とそりが合わず、葛藤しながらも協力します。役所さんが亡き者にされた後は、意思を引き継ぎ、インテリ不良刑事に変貌していきます。松坂桃李が大物ヤクザを始末する為に違う組の大物ヤクザを手引きし、大物ヤクザを始末させます。その現場で、下っ端が身代わりに自首するところに大物ヤクザを騙し討ち的みたいな形で逮捕します。
江口洋介
松坂桃李に逮捕されてしまう大物ヤクザですが、悪い役柄がかなりハマっていて、かっこよかったです。
時代感
昭和63年というと、私も8歳くらいですが、忠実に再現されているような気がしました。黒電話だったり、ポケベルだったり、ところどころで懐かしいと思う描写が多かった。
まとめ
最後のシーンがかなり印象的でした。松坂桃李が役所広司の墓参りしているシーンですが、そこに良い雰囲気となった女性と鉢合わせになります。女性ははっと気づいて逃げていくのですが、松坂桃李が追いかけて話を聞きます。実は、その女性は、役所広司からの差金で松坂桃李と仲良くなったようでした。最後まで役所広司に踊らされてたと思ったのか、松坂桃李は役所広司が吸っていたタバコに火をつけ苦笑いしながら映画が終わります。
任侠映画って私自身は、ヤクザ同士のいざこざが良くわからないので、あまり好きではないですが、この話に限って言えば面白かったですね。シリーズ物で2と3と続くので、続編も観てみようと思います。2ではかなりインテリ不良刑事となった髭を生やした松坂桃李が見れるので、期待大です!