成瀬は都を駆け抜ける
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「成瀬シリーズ」の第三部作で完結編となる「成瀬は都を駆け抜ける」を読みました!!!完結編とは言えども、是非、社会人編や結婚など大人になった成瀬も見てみたいですね・・・
概要
大学生になった成瀬のお話です。秀才で、相変わらず喜怒哀楽に乏しい成瀬ですが、色々な人を巻き込んで物語が展開していきます。成瀬が小さい頃のお話も少し出てきますが、成瀬のご両親の偉大さも感じられて、とても良いお話でした。
シリーズのメッセージ性について考察
なんとなくですが、成瀬シリーズにはメッセージが込められている気がしました。主人公の成瀬は、勉強に関しては、人一倍飛び抜けており、京都大学に進学するわけですが、一方で、喜怒哀楽には乏しく、感情が読めません。今の時代ではアスペルガーなど何かしらの発達障害として、とらえられそうです。
ただし、今の時代では多様化を認めなければいけない時代であるのも事実です。成瀬が小学生の頃のエピソードが出てきます。そこでは成瀬と成瀬のお母さんと小学生の担任の三者面談の様子が語られていますが、担任が成瀬に対し、「協調性が無さすぎ」、「運動会でクラスが優勝しても1人だけ喜んでなかった」などネガティブなことを言うわけですが、母親の返しが「そういう子なので」っと返したのがとても印象に残りました。
担任に嫌味を言われるのは親としては、辛いですが、「そういう子なので」は、投げやりな言葉ではなく、母親が成瀬の1番の理解しているからこそ、出た言葉であると感じました。正しく「母強し」ですかね。
まとめ
「人と違うから駄目」という考えは改めないといけない時代になってきているのかもしれませんね。当然ながら、人に迷惑をかけたり、犯罪は絶対に駄目ですが、個人の特性を理解し、上手く付き合っていくことが大切だと成瀬シリーズを見て感じました。