私自身、IT業界に勤めて約20年となりますが、今から未経験でもIT業界に参入しようと思っている方の少しでも参考になればと思い、私のキャリアの一部を紹介します。
キャリア初期
24歳くらいの頃でしたが、それまではフリーターで色々な職を転々としていました。警備機器の取り付けや道路交通整備の日雇いバイト、ねじ工場での出荷・検品作業などでしたが、流石に手に職を付けないと、このままでは、やばい!っと思いプログラマーの道を目指す事にしました。
面接を繰り返すも落ちての連続
私自身が氷河期世代ですが、その頃は、今と比べて、中途未経験者のIT業界への参入はとても厳しいものでした。それに加えて、私自身が大した社会経験を積んでない事もあって、面接で数多くの失敗を繰り返し就職活動は難航しました。
やっと受かったけど、結果は厳しかった
京都の今でもあるSES企業に契約社員として入社となりました。フリーターでアルバイトをしながら、アルバイト終了後に、その会社で、VB.NETの勉強をさせてもらってた縁での入社となりました。時給制でしたが、1、200円と安く、当時は、一人暮らしでもあったため、生活は結構、きつかったのを覚えています。
テスターとしてある企業に派遣
プログラマーが作成したプログラムのテストを実施する要員として、とあるIT企業に派遣されました。作っていたものは、auのガラケーでしたが、私が担当していたのは主にお気に入りや画面メモなどの機能だったと思います。ボタン押して結果がどうなるかなどの単調なテストばかりだったと思います。
半年で契約終了
私が何か大きなミスをしたとかでは無いですが、テストは一社に任せるという派遣先の方針の基、私を含めてテスターの殆どが契約終了となりました。契約終了後は、同じようなシステム開発の現場に配属されるのであれば、この会社で続けようと思ったのですが、打診された現場は、システム開発とは全く関係の無い現場でした。担当営業からはとりあえずは、遠回りにはなるけれども、別の現場で信頼を積み重ねれば、必ず良い現場に配属させてやるみたいな事を言われたのですが、私としては、キャリアの遠回りになると思い、辞めて転職する事を決意しました。
転職し、再びガラケーの開発現場へ
転職活動は、最初の時ほどは時間がかからずに終える事が出来ました。少しだけテスターとしての経験があったからなのかもしれません。今度は、正社員で、配属先は、前回と同じようにDoCoMoのガラケーの開発現場へ配属される事となりました。この時で25歳くらいでした。(2)に続きます。