長くなりましたが、今回が最後となります。
いよいよクライマックス
和解が出来るかどうかを確認される
裁判も回を重ねてましたが、裁判官から和解が出来るかどうかと、和解出来るのであれば、双方共に残業代についてどれくらい譲歩するかを検討するように言われたと弁護士さんから連絡がありました。
相手方の反論
管理者としての等級で給与を払っており、見込み残業代を考慮すると、過払いだとの良く分からない主張があり、私が和解に応じる最低金額とは150万円くらいの差がありました。裁判官が言うお互い情報出来ないか?という問いについては、相手方に求めている可能性が高く、相手方の心象はあまり良くないように感じました。
今後の方針についての確認
弁護士さんからは、和解の余地がないのに、和解の協議をしていても、全く意味は無いので、和解を決裂にし、判決を進める方向で裁判を進めるように裁判官に打診しようかと提案がありました。弁護士事務所にもよると思いますが、裁判の回数で費用が変わってくる事からも、私としても、判決で進めるようにお願いしました。
あっさり終戦
相手方が強硬な態度であったため、もう少しかかるかと覚悟していましたが、次の裁判で無事に和解となりました。相手方も前回の裁判官の心象が良くないと感じ取ったのか、今日で裁判が終わるなら、もうその金額で応じると無事に終戦となりました。
振り込み確認
和解が決まってから1ヶ月後に弁護士事務所から各種費用が差し引かれた金額が私の口座に振り込まれました。
まとめ
裁判をしたという実感が無い
弁護士事務所に直接、相談に行ってから約半年でしたが、長かったようで短かったです。裁判したと実感がわかないのは、裁判所に出頭してないからだとは思いますが、とても良い経験にはなりました。
過去の辛い経験
私自身は、就職氷河期世代で、過去にかなりキツいパワハラも受けたりはしましたが、当時は、とにかく精神的にキツく、眠れない日々が続きましたが、訴えるなどといった事は全く考えられなかったです。今は、家族を養う大黒柱になったので、もし、当時と同じようにパワハラを受けた場合、ボイスレコーダーなどで証拠を残し、相手を訴えると思います。そうしないと、やっぱり同じような被害者が出続けるばかりで、一向に世の中が良くならないと思います。
何度も言うように残業代請求は自分のため
「管理監督者の3要件」に該当しない事だけを確認が出来れば、残業代請求は、ほぼ確実に勝てると思います。残念な事に管理監督者として裁判所に認識された場合は、残業代の支払いは無く、費用負けしてしまいます。そうならないためにも、残業代請求に強い弁護士事務所に依頼して証拠と就業規則を確認のうえで、訴える価値があるかを判断してもらえば良いと思います。世の中が少しでも良くなるように願って、長いシリーズでしたが、これで終わります!